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会社が確定拠出年金を導入しました。企業年金の今後のあり方、確定拠出年金について社員に事前勉強させたいのですが。 |
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企業型確定拠出年金は平成13年10月、個人型確定拠出年金は平成14年1月にスタートしましたが、現状企業型、個人型のいずれも預貯金の比率が高く、特に10代、20代の若い世代において貯蓄代わりの堅実志向が目立つ状況となっています。 これは制度の導入に対して、また導入後の投資教育における年金としての、長期運用ということが十分に理解されていない表れと思います。 資産運用を行なう場合、個々の投資信託の選択も大切ですが、最も重要なことはポートフォリオの設計、つまり預貯金と株式投信、債券などの組み入れの割合、アセット・アロケーションなのです。 例えば、現在のように景気が悪く、金利も1%割り込んでいるような低金利のときに、元本保証型の預貯金で運用していたらどうなるでしょうか。資産は増えません。景気と金利を基準として、アセット・アロケーションを考える必要があります。つまり、ある程度のファイナンシャル教育が必要であると思われます。 |